- HOME
- 町を残す為に自分に出来る事を考え行動する。
chu chu churros cafe 代表インタビュー01
町を残す為に自分に出来る事を考え行動する。
- 2016/7/4
「まずは一歩踏み出すのみ。結果は後からついてくる」
chu chu churros cafe
長谷川 友紀 代表
CHU CHU CHURROS CAFEが産まれた経緯を教えて下さい。
そもそもは雑貨屋が始まりなんです。母親が徳島で経営していた雑貨屋を一緒に手伝いながら、母の後押しを得て自分で別の雑貨屋を始めました。
その後、物販や飲食を7店舗オープンして、今はチュロス専門店の直営店が2店舗、フランチャイズ店が1店舗残っています。だから4店舗はクローズしました。本当は移り変わりなくバシッと行けたら良いんですが、実際はそう簡単に事は進まないですね。スクラップ・アンド・ビルドを繰り返しています。
長谷川代表のお店はチュロスをはじめ、他にはない個性的な印象を受けます。お店を出すときのこだわりは何かあるのでしょうか。
徳島というローカルエリアにないものを作るっていうのが軸にありますね。「何か面白い事をやりたい」ただそれだけでした。根底は、この街をもっと面白くしたいということが全ての始まりです。当時、お店のある商店街が年々衰退して行くのを目の当たりにしていましたから。
昔はスーパー、映画館、ドラッグストア、大手ファーストフードなどが揃っていたのですが、今では全て撤退し、なくなっています。そういう環境の中でどうやったら町を面白くできるかを常に考えていました。
それで企画したのが『100万人のキャンドルナイトin Tokushima City』です。全国各地で『100万人のキャンドルナイト』っていうのをやっていると何かのセミナーで聞いた時、「自分らがやらなあかんやろ!」って思って即行動しました。このアクションがきっかけで商店街の人との結びつきも大きくなりました。
お店で誕生日サプライズをすることも出来ますよね。
あれですね!高校生の利用が多いんですが、お店でサプライズを仕掛けるのが初めての子が多く、来店するなり仕掛ける側がとても緊張しているんです。その緊張感がこっちにも伝わってくるから、絶対失敗できないなっていつも思います。いざ仕掛けると、仕掛けられる側の子も受けた経験がないもんだから、成功した時に嬉し泣きする子が多い。最後に仕掛けた側の子が「めっちゃ緊張したんやから!」って言って皆で盛り上がったりして。
何故こんなことをしているかというと、思い出に残すためです。サプライズを始めたお店が商店街にある新町店なんですが、これはさっき話した商店街を面白くするにはどうすればいいかと考えた結果の行動でした。ちょうど30代より上の世代は当時、商店街でよく遊んだ人が多く、思い出をたくさん持っています。「あれを買った」「デートをした」「こんな店があった」という話で盛り上がるし、商店街がまた当時のように盛り上がることを望む人が多い。
でも今の30代以下の世代にはそれが無くなりつつある。遊びに行かないから当然ながら思い出もできないし、数年経っても語られることもない。商店街の存在すら知らない子もたくさんいます。悪い言い方をすれば商店街がどうなっても気にならない世代が増えてきているということ。
だから今の子たちが大人になって昔話で盛り上がる時「学生のとき食べたチュロス美味しかったよね」だけじゃなくて「サプライズすごい楽しかったね!」っていう思い出になるきっかけを今作り出し、このエリアへの関心を残す必要があると思いました。関心があれば、携わるきっかけにもなりますしね。
長谷川 友紀 代表 の記事一覧
会社概要
代表名:長谷川 友紀 代表
住所:徳島県 徳島市 東新町1-23
TEL:088-655-8807
HP:http://chuchuchurros.com/
Facebook:https://www.facebook.com/chuchuchurroscafe/