改めてIWP徳島を立ち上げようと思ったきっかけをお聞きしていいですか？

　一つ理由は「学生の忙しさ」に課題を感じたことですね。同世代を見ていると、「学業」「バイト」「課外活動」「サークル」とみんな忙しいんです。アルバイトが忙しくて学業が、サークルが、学外活動ができなくなる。大学生活の後半は就職活動に、卒業論文とさらに忙しくなってきます。そんな友人がたくさんいます。

　IWPはインターンシップであると同時に、就職活動にもなります。経営者の方と直接お話できますし、インタビューするためには事前に情報収集をしなくてはいけない。「企業を知る」という意味点で自分の進路に繋がってくる。またちょっとしたバイトにもなります。なので忙しい学生でも活動できるの点が良いと思い、IWPを徳島でもやろうと思いました。

インターンシップとしてではなく、代理店としてやるというのはスゴイ決断ですね　笑

　そうですね笑。もちろん私自身もインタビューに行っています。現在は2016年1月中の開設に向けて現在準備を進めており、今までお付き合いがあった経営者の方に再度お話を聞いています。やはりインタビューを通すことで新しい発見が数多くありますね。

　普段親しくお話させていただいている方でも、インタビューだと見え方、話す内容が違ってくる。やはりインタビューだからこそ聞けるんですね。

今後はどのような形で展開していこうと思われてるんですか？

　徳島ではWEBだけでなく、記事が掲載されている経営者の方をイベントにお呼びし、記事に起こしたことをリアルに聞くことができる場を作っていきたいと思っています。また長期インターンの啓発もしていきたいですね。徳島では1day〜1weekといった短期のインターンが多く、都会のような長期インターンがあまりありません。

　何よりインターンシップでは地域企業を知るきっかけになります。新卒採用をしないのにインターンを実施している素敵な企業さんもありますし、そう言った企業さんにどんどん気づき、魅力を感じてもらえるような仕組みを作っていきたいですね。

　また自身が理系に所属していることもあり、理系学生へのインターンシップ啓発も同時に実施していきたいですね。徳島の常三島キャンパスには約5000人の学生が学業に励んでいます。その9割近くが理系です。

　他にも医学部、歯学部、薬学部は別の場所にキャンパスがあるのですが、徳島大学は理系学部が多い大学なんです。そのため大半の就職先が研究職で、企業に勤めることになります。

　企業では自分たちが研究したものを利益につなげなくてはいけない。そこでビジネス的な観点が大切になる、という話を企業の方から聞くことが良くあります。ビジネス的な観点と実務が学べる企業や工場を経営する企業でのインターンシップも増加させていきたいです。

藤井さん自身は今後どういうことをしてきたいですか？

　マーケティングサイエンスに興味があり、そのスペシャリストになりたいと思っています。データを徹底的に分析することで、物事の関連線や因果関係などが見えてくるのでとても面白い分野だと思っています。

最後にこれから徳島県の大学に進学してくる学生に対してメッセージをお願いします。

　人間は手を抜こうと思えばいくらでも楽をすることができます。特に大学は高校などとは違い、自分の生活を自分自身で律する習慣をつけることが重要であると、自分自身の学部1・2年時代を振り返ってみて感じています。

　また志を持ってやりたいことにチャレンジしていって欲しいです。興味がある教授のところに話を聞きに行ったり、インターンに積極的に参加してみたり、学外活動に精を出してみたり、どんどん挑戦して欲しいですね。

　私自身の挑戦としてはIWPを始めネクストジェネレーショングループとして展開する事業を通して、徳島は「楽しい！」「徳島の企業はすごい」と感じてもらえるような世界観を目指していきたいと思います。

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