仕事のやりがいは何ですか？

　給与や報酬をもらって、家族の生活を守れたと実感したときに、やりがいを感じます。アルバイトでも何でも、あくまで仕事は仕事なんですよ。そこで楽しみを見つけることはあるにしても、結局は仕事で得たものを家族やプライベートに還元できたときが本当のやりがいかなと思っています。

学生時代の経験が今に生かされていると思うことはありますか？

　無気力な学生の時期が長くて、その時に「いかにして働かないか」ということをずっと考えていました。だから、採用コンサルタントの仕事に関しては、「働きたくないことが悪いことではない」ということを提案できます。

働かなくてもいいというのは具体的にどういうことなのですか？

　プー太郎という言葉があるように、「働かないといけない」という価値観がありますよね。だから、フリーターにしてもみんな目的がなくても働こうとします。生活のためなら働くべきだし、働いてお金を稼がないといけないと思うのですが、別に世間の目を気にして働く必要はないと思うんですよ。そんなに仕事が嫌なら、フルタイムじゃなくてもいいと思うんですよ。もうちょっと自由に生きてもいいんじゃないかと正直思いますね。

今後やりたいことや、方向性は？

　中小企業のマーケティングの販売に関してと、リクルーティングのコストを下げることです。それは自社の課題でもあるんですけれど、自社だけじゃなくてまず自分の友達が経営している会社で実例を作ります。さらに、よく似た売り上げ規模の会社のマーケティングに関する予算と採用活動のコストも下げられるようにサポートしたいです。そして、「より成長していきましょうよ」と言えるようになりたいです。

働くうえで、大切にされていることは何ですか？

　それはもう明確に、健康です。それ以外ないですね。僕もうちの社員も、事故病気を防ぐことが一番の利益なんですよ。青木商店のほうでも、4年前から会社でお金を出して、社員にインフルエンザの予防接種を受けてもらうようにしました。とにかく健康を大事に、社員に安心して働いてもらえるようにしていきたいと思っています。

学生へのメッセージ

　「せっかく新卒のカードを切って入社したのだから、辞めるとすべてが終わりだ」という風に思わないほうがいいですよ。辞めても、生き方のカードはそれ以上に無限にあります。今後、ますます生き方のカードは増えるので、最初に入社した会社にとらわれる必要は全くないです。

　親御さんが、「終身雇用の安定した企業で働き続けることが大事」とおっしゃるかもしれません。でも、辞めたからといって、それがネックになって精神を病むほどの仕事なんてこの世にないですよ。きつかったら辞めたらいいんです。

　新卒の高卒で離職率が4割で、大卒3割ですよね。それは、社会に出た時に思い描いていた自分と、「こんなにも泥臭い仕事なのか」というギャップによって辞めてしまう傾向が高いのです。みんな初めての社会で不安になって、自分に自信を無くす。友達から話を聞くと、友達の方がいい状況のように感じて会社を辞めようかなと考える。でも実際は、みんな同じようにどこかで涙を流しながら働いているのです。

　みんなしんどいし、最初ってそんなもんなんですよ。その上で辞めてしまったとしても大丈夫です。あなたを欲しがる地方のゆったりした企業は多いです。働くというのは幸せになるためなんですよ

取材後記

　青木さんは、とても気さくな方でした。インタビュー中も、時折冗談を交えて、楽しそうに話して下さいました。取材を大学の食堂でさせて頂いたのですが、青木さんにとって大変懐かしいようでした。学生時代の面白いエピソードも、印象的でした。最後に、本文には書けませんでしたが、「学生の皆さん、ネットワークビジネスの勧誘には気をつけよう」と熱く話されていました。絶対、甘いネットワークビジネスには乗らないように！青木さん、貴重なお時間を頂き、ありがとうございました。

会社概要

株式会社青木商店／株式会社セッション 【PR枠】