INTERVIEW WITH PRESIDENT 公式フェイスブック

株式会社ウェブチップス 代表インタビュー03

大学は人間関係づくりの勉強の場。失敗を恐れずプライドを傷つけて、自分のやりたいことを見つけよう。

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  • 2016/7/1

「自社製品「シラサギ」を使って徳島のITを活性化!?」
株式会社ウェブチップス
野原 直一 代表取締役社長 CEO

ITは東京に一極集中していると言われていますが、その中で地方をITで盛り上げて行きたいと思われるのには何か理由があるのでしょうか?

 東京でしなくてもできる仕事もあるわけですよ。それは地方に回して地方の人が解決したらいいと思います。私としては、地元の人が地元の会社に就職する選択肢がないのが問題だと思っています。地元で働くか東京で働くか両方の選択肢がある中で、東京に行こうと選ぶのならいいのですが、今多分徳島の学生さんは「徳島にはほとんど働く場所がないから東京行くしかない」「大阪に行くしかない」という選択肢に迫られているのですよ。そういうのはよくないと思っています。

どのような学生時代を送られたのでしょうか?

 学生の時は、主体性があまりなかったですね。結構周りの人に流されやすかったような気がします。ほとんどの大人が感じていることだと思いますが、失われた時というのは戻ってこないのですね。社会人になったら大学の時みたいに友達と旅行に行く時間もなかなか取れないので学生時代は良かったなと思います。

学生時代にしておけば良かったと思うことはありますか ?

 1番は英会話ですね。 全国各地を回っているといろんな文化の人と会います。お客さんに外国人がいるケースも結構あります。そのとき外国人と話したくても、通訳を介さないと話せないのであれば、自分の言葉で喋ってないからその人とのコミュニケーションはあんまり成立してないのですね。なので英会話はやっておけばと思いますね。海外に行ったらほとんどの人が英語を話していますが、日本人は特に間違った英語を話すことが恥ずかしくて喋れないという人が多いです。海外に行ったら適当な片言の英語で一生懸命になっている人がたくさんいるので、プライドをもっと傷つけていろんな辛い目にあった方がもっともっと自分がやりたいことが分かっていいのかなという気がしますね。

大学の意味は何だと思いますか?

 大学の意味は、自分が理解できないものがこれだけあるということが分かる点にあると思います。こんなに難しい世界があるのだなというのを理解できますよね。学部の中でいろんな世界があったとしたら、それぞれの世界の先がありそうだというのを想像できた中で自分の興味がある分野ができるはずです。だから、それを見つけるための多様性を学ぶ場所。あとは、人間関係づくりの勉強の場だと思っています。

今日のインタビューの中で、自分のやりたいことを見つけるというお話をされていましたが、その方法はありますか?

 やっぱりどの世代でもそうですけど、行動力でしょうね。採用する側が何を見ているのかというと、その人の熱意がどれくらいあるかとか、どのくらい前向きに取り組んでいるかしかないと思っています。今の時代だったら、まず自分で調べることが1番良いのではないかと思います。

インタビュアーより

board-webtips野原社長に学生時代のことを伺った際におっしゃっていた、「プライドをもっと傷つけて辛い目にあった方がもっともっと自分がやりたいことが分かる」、「失われた時というのは戻ってこない」という言葉が胸に刺さりました。大学生という限られた時間の中で色んなことに挑戦し、どんどんプライドを傷つけ、悔いのないよう過ごそうと思います。また、地元の学生が地元で就職するという選択肢がないことはよくないとおっしゃており、地方出身の私の周りにも地元で就職したくてもできないという人が多くいるため、そのような考えをお持ちの企業さんがあることを嬉しく思うと同時に、御社のように地元の若者への就職を支援する企業が増えるといいなあと思いました。野原社長、貴重なお話ありがとうございました。

坪北 奈津美

会社概要

社名:株式会社ウェブチップス
代表名:野原 直一
住所:徳島県徳島市南末広町4番53号 エコービル4階
TEL:088-678-6619
HP:http://www.web-tips.co.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/webtips.inc
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