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ツクレボ・エンタープライズ 代表インタビュー02

田舎の魅力とは、人と人とのつながりやすさでした

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  • 2019/3/4

「徳島で「楽しい」を、つくる」
ツクレボ・エンタープライズ
松永好史 代表

商売を通して、学んだことは何ですか?

kijinaka-tkrevo 学生時代の商売はうまくいかなかったけど、自分で何か始めたというアクションは、僕にとってものすごく大きな価値・経験になりました。それに、僕が学んだ経営学というのも、そこでグッと輝きだした。今まではあくまで学問の一つだったものが、商売をすることで自分の身になる学問として考えられ始めた。

 学生の多くは、きっと「授業って何のためにしよんかな」と思ったことがあると思います。でも、自分がやりたいことに対する授業があるとすれば、それは絶対に自分の身になると思って、ものすごくアクティブに取り組むじゃないですか。そんな形で、僕も自分のやったことすべてに意味ができ始めました。

 そして、“レコード会社を作りたい”という想いは“起業したい”という想いに形を変えて、ずっと残っていました。ソフトバンクに入ってからも、いつかは起業したい、経営したいという想いを内に秘めていました。

そこからまた徳島に帰られたのですよね?

 そうです。東京で働いていたのですが、会社を辞めることになり、徳島に戻りました。そして、昔から大好きだった徳島の「あわわ」という雑誌の会社で働くことになりました。ただ、徳島や、あわわが面白くないとなれば、辞めて東京に行こうかなというスタンスでした。でも、いざ働き始めたら、あれよあれよという間に徳島にのめりこんでいきました。

 「徳島ってなんもない」と思っていた訳ですが、あわわで働くことで色んな人に出会って、色んな場所やものに出会って、「徳島ってめっちゃ面白いな」と思うようになりました。それは、僕が大人になって徳島に帰ったからこそ、そう思ったのかもしれません。25歳を超えて帰ってきて、学生時代とはまた徳島を見る視点が違いました。とにかく、徳島という町が好きになって、東京に行こうという考えがなくなって、「徳島で面白いことをいっぱいやりたい」と強く思いました。そこで復活してきたんですよ、「いつか経営をしたい」という思いが。

 都会は企業の数も多いし、人の数も多いし、やれることも多いし、徳島より都会の方がチャンスありそうじゃないですか。だから、起業って都会でするものだと思っていたのです。でも、意外に田舎は、何かしようと思えば結構アクションが早く、すぐにできてしまう。だったら、昔抱いた起業したいという想いは、逆に田舎だからこそ実現できるのではないかと考えました。

何が変わって、学生と大人で徳島のイメージが変わったのですか?

 それは、複合的にあると思います。実際に、徳島の町自体はどんどん廃れていました。10年前のほうが断然活気がありました。でも、学生時代に出会える人は限られていますよね。社会人になるとその垣根がなくて、色んなものに出会えるきっかけがあったというのが1つです。

 それと、僕が都会を経験したからこそ、徳島の自然を居心地よく感じたのかもしれません。東京は常に建物に囲まれていて、直線的、無機質なイメージがあります。とても人は多いのだけど、あまり生活感やありのままの自然な感じがしない。だから、僕は田舎が価値あるものに見えた。

 それに、すごく人と人が近いのです。例えば、都会だったら仕事が終わった後に飲みに行きましょうとなっても、終電とか何かしらの制限があることが多い。徳島だったら、飲みに行こうと言ったら、案外すぐにその日に飲みに行ける。都会にあるクラブやライブハウスとか、そういうおしゃれなものじゃなくて、人と人がつながってすぐ何かができる、何か楽しいことができる、それこそが田舎の魅力だと感じました。

次の記事では、松永さんが力を入れるコミュニティ事業についてお聞きしました。

会社概要

社名:ツクレボ・エンタープライズ
代表名:松永好史
住所:徳島県阿波市市場町上喜来字小積1388
TEL:080-4034-1126
HP:https://ameblo.jp/tkrevo-yossy
Facebook:https://www.facebook.com/tkrevo.yossy
事業内容:パンフレット冊子、チラシ、広告、フリーペーパーなどの企画・制作/ホームページの企画・制作/コミュニティデザイン&ソーシャルデザイン事業・・・など
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