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ツクレボ・エンタープライズ 代表インタビュー01

二度の大学受験とCDの販売、苦悩しながら挑戦した日々

i-catch-tkrevo
  • 2019/3/4

「徳島で「楽しい」を、つくる」
ツクレボ・エンタープライズ
松永好史 代表

学生時代について教えてください。

 僕は、高校時代は関東にあこがれて、東京近郊の大学に行こうと思っていました。というのも、音楽が好きでバンド活動をしていて、バンドを関東でやるというのにあこがれていたのです。でも、前期試験で受けた関東の大学に受からず、後期で受けた徳島大学に合格しました。

 ひとまず関東の大学はあきらめて、徳島大学に通ったのですが、やはり関東に出たいという思いがずっと僕の中に強く残っていました。だから1年間休学をし、その間受験勉強をして念願の関東の大学(千葉大学)に受かりました。

関東での大学生活はどんな感じでしたか。

 僕は、やっぱり音楽をしたいという思いがあったから音楽サークルに入りました。学部は法経学部で、その中でも経済学科に行きました。授業で経済の勉強をしていたし、なにか就職に役に立つことも勉強しないといけないなと思い、簿記の勉強もしました。ゼミは、経営学のゼミに入りました。

 ただ、その時点ではまだ自分が経営したいと考えていたわけではなくて、あくまで1つの学問として、勉強していると面白かったのです。でも、どちらかというと友達と遊んだり、サークルで音楽に打ち込んだりする時間のほうが圧倒的に多かったと思います。

就職先も音楽関係の会社を志望されたのですか。

 そうですね。僕は音楽をやっていたから、レコード会社や音楽のCDを出しているようなところに就職先としていきたいと思っていました。でも、音楽業界は狭き門なのでどこの会社にも就職することができず、結果としてIT業界のソフトバンクに入社することになりました。

ソフトバンクに入社を決めた理由は何ですか。

 ITの未来を感じたからです。その選択は正しかったんですよね。今や全部webの世界で完結できるようになりましたから。でも、IT業界へ入るまではいくつか葛藤があって、やはりメディアや音楽に関わりたいと思っていました。あくまでインターネットの未来としては、その可能性にわくわくするんだけど、実際じゃあ今すぐにできるかというと、5年後できるのか10年後できるのかわからなかった。

 今やりたいことは、音楽だと思ったときに、それなら「自分でレコード会社を作ればいいんじゃないか」とふと思いました。そこで初めて自分で経営をする、起業するという選択肢が出てきました。

 ちなみに、エイベックスという会社は、当時からすごく大きかったのですが、それでもまだ設立して20年経っていないくらいの会社だったんですよ。まだ20年なのに、誰しもが知っている有名な企業になっていて、20年でこんなにでかくなるのなら、「自分でも起業できるのでは」と思いました。

 だから、大学4年生の時に自分で商売を始めたんですよ。何をしたかというと、プロではなくアマチュアミュージシャンのCDを僕の目利きでセレクトして、仕入れて販売をしました。

どういう風に販売をしたのですか。

 具体的には、ライブハウスに出かけて行って、音楽が好きそうな人に対してCDを売るとか。今考えたら、めちゃくちゃですよね。あとは、おしゃれで若者が集まりそうなところに、「僕のところで仕入れたCDを置いてください」と交渉に行きました。

実際に商売をしてみていかがでしたか。

 うまくはいきませんでしたね(笑)仕入れて売れる数よりも仕入れの金額の方が大きかったから、完全に赤字です。でも、僕はそれでよかったと思っています。商売をするということ自体が面白かったんですよ。10年、20年後に大きなレコード会社を作るための一歩だから、まあこんなもんだろうくらいの気持ちでした。でも、すぐに事業を黒字化させて軌道に乗せられるイメージはできなかったので、最初は就職する道を選びました。

次の記事では、徳島にUターンされてから気づいた田舎の魅力についてお聞きしました。

会社概要

社名:ツクレボ・エンタープライズ
代表名:松永好史
住所:徳島県阿波市市場町上喜来字小積1388
TEL:080-4034-1126
HP:https://ameblo.jp/tkrevo-yossy
Facebook:https://www.facebook.com/tkrevo.yossy
事業内容:パンフレット冊子、チラシ、広告、フリーペーパーなどの企画・制作/ホームページの企画・制作/コミュニティデザイン&ソーシャルデザイン事業・・・など
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